※「デザインスクール」とは
知のコモディティ化において「知識経済(Knowledge Economy)」に代わり「クリエイティブ経済(Creativity Economy)」へのシフトを教育として体系化したもので技術・科学系、デザイン・アート系、ビジネス・マネジメント系という異分野の専門家が協力することでクリエイティビティを育成する近年世界中で注目を浴びているプログラムです。

主催:公益財団法人京都高度技術研究所
後援:大阪商工会議所

KBDS 2017が目指すこと

『もの(サービス)創り+顧客創り+価値創り』

顧客のニーズが多様化している現代社会において、人々のモノに対する価値の捉え方も変化しており、今までのように形や色、性能や機能といった情報だけでは、モノが売れなく、ビジネスが成り立たなくなってきています。そのような価値の変化に注目し、人々がモノを持つことによって得られる「楽しさ」や「心地よさ」などの体験をデザインするUX(User eXperience)デザインをテーマに、「モノもサービスも」を包括的に捉え、企業が顧客と共に価値を創造する「共創価値」や、顧客によって定義され、経験を通じて創造される「文脈価値」の創出について、様々な角度から検討·検証作業を実践します。

『多様な人々が価値創造できる場の提供』

ビジネスモデルの構築とその検証という作業を繰り返す仮設のマネジメント手法※1の実践と「人は人と話すときしか新しいことを言わない」ということを前提に、イノベーション創出のために多様な人々がワイワイぶつかる“混沌とした場”を提供します。

KBDSが大切にする『3つの教え方』

1 『共通価値(CSV)』
日本人が大切にしていた近江商人の「三方良し」や渋沢栄一氏の「右手に算盤左手に論語」の考え方にも共通するハーバード大学のマイケル・ポーター氏らが提唱した「経済的価値を創造しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創造する」という考え方。

2 『Jobs To Be Done』
ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン氏が提唱した考え方。(≒「ドリルを買いに来る人は、4分の1インチのドリルを欲しているのではない。4分の1インチの穴を欲しているのだ。」by セオドア・レビット氏)

3 『「B2B / 「B2C」から「A2A」(アクター to アクター)へ』※2
ハワイ大学のステファン・バーゴ氏とアリゾナ大学のロバート・ラッシュ氏が提唱している考え方。


※1 仮設のマネジメント手法とは、元早稲田大学ビジネス研究科の大江建氏が提唱されたビジネスの可能性を検証する手法で、米国においては、スティーブンブラウン氏の主導でリーンローンチパッドとして、GE社、インテル社、国立科学財団、国立衛生研究所、エネルギー省などで実践されています。

※2 『A2A』(アクター to アクター)とは、バーゴ氏は『価値提案は、あるアクター(企業)から別のアクター(消費者または顧客)に提示され, その提示された価値提案を消費者が受け容れ、その価値提案に含まれるオファリングを購入して使用することによって、文脈価値が具現化される (Vargo2009)」と説明されています。